友松会について

平成30年度総会あいさつ
 友松会のさらなる充実、発展を願って
芦川会長
          友松会会長 芦川 弘
 本日はご多用のところ、横浜国立大学学長 長谷部勇一様、神奈川県教育委員会教育長桐谷次郎様、秦野市長高橋昌和様をはじめ、多数のご来賓の方々のご臨席をいただき、本会が盛大に開催されますことを心よりお礼申し上げます。
 明治21年、野毛山の師範学校の松のもとで、雄飛を誓い合って創立された友松会はこの度130年を迎えました。母校は師範学校、学芸学部、教育学部、教育人間科学部、教育学部と名称は変わってきましたが、友松会の主命「教育界及び他の分野で有為な人材育成に寄与する」という設立の精神を貫いて来ました。この間、学生紛争、学部名称変更などの問題発生に伴い、学部存続の危機等に遭遇する時期がありましたが、その都度、結束し、友松会の設立趣旨に立ち返り、困難を克服してきました。これも、ひとえに3万人以上にのぼる卒業生の皆様の実績・成果のたまものと深く敬意を表します。
 ただただ母校愛を貫いた友松会諸先輩に感謝あるのみです。
130周年を迎えた今日、社会状況は大きく変わり始めています。少子高齢化は急激な勢いで進行しています。児童生徒数の減少に伴い、教職への門戸も厳しくなっています。また社会のニーズも多様になってきました。教育の在り方にも新たな方向が打ち出され大きく変わろうとしています。130周年を迎えた今こそ、数多くの会員を擁する友松会の存在を問い直し、改革する時期ではないかと思います。
 ここ数年、友松会を取り巻く環境も大きく変わってきています。
 まず、平成26年度に「大学及び学生が実践的学術の国際拠点を目指し、さらに大学の独自性や存在意義などを発揮できるようになる。」ことを目的に、YNU 校友会が発足しました。
 また、同時期に友松会も「学生に大学在学時から横浜国大生であるという意識を持たせ、かつ育て、それを同窓会に引き継いでいく。」ことをねらいに、新一年生を対象に学生会員の会員募集を行ってきました。
 また、一咋年に、学部改編が行われ、学部が教育人間科学部から教育学部に変わしりたま。これによって、学部の主命は再び教員養成となりました。
 友松会としても、転換期を迎えた大学とともに新たな方針のもと、新たな展開の必要性を認識しなければなりません。現状を踏まえ、友松会として、現場感覚から早期に学部学生を対象にした全体支援、就職支援、特別講座開設の支援などを積極的に行ったり、「卒業生を送る会」を開催したりして、学生支援を強化するとともに、学生会員の卒業後の友松会としての受け容れ体制確立に努力をしております。
 私たちはその理念実現のため、基本姿勢として、今年度も「深まろう 高まろう つながる会員つながる大学」をスローガンに掲げました。「会員同士が友松会の仲間としてつながり、高い意識をもつ」ためには、まず「支部活動の活性化を図る」ことです。
 そのためには、支部の会員同士が、常に一体感を持つことが必要です。友松会が学生を支援し、やがて卒業して支部会員に加入する時に、その受け入れ態勢としての、存在感のある充実した支部を継続発展させておくことが大切なことです。現在、大部分の支部では、大勢の会員が参加して支部総会を開催し、会員同士年齢差も超えて和気あいあい、歓談に興じ、交友を深めていました。未だ開催未実施の支部がありますが、今後学生会員が卒業して、支部へ会員として所属するようになった時、受け入れ態勢を作っておくためにも、早急に支部総会・懇親会開催を実現していただきたいと思います。世代を超えて同窓生が一堂に会し交流することは会員相互の絆を深める絶好の機会です。この実施こそが基盤強化に繋がるものだと思います。
 また、ここ数十年来、教職以外に進む卒業生が増えています。友松会は学部同窓会であることを踏まえ、同期会組織を強化・充実させて名実ともに学部の卒業生を取り込む同窓会にしていきたいと思います。
 130 周年の大会宣言はこれらのことを踏まえ、次のように設定しました。
 すなわち、「近年、教育予算の削減や少子化、卒業生の教育への就職率の影響により、教育学部の存続そのものが脅かされる状況である。このような時にこそ、本会の存在意義は今まで以上に大きい。大学・学生・会員の強固なつながりが一層求められる所以である」とうたい、下記3点を取り組みの重点として宣言しました。
①として、友松会員のさらなる結束、
②友松会支部活動の充実と諸活動の活性化、
③大学・校友会・富丘会・名教自然会との連携強化。
 母校教育学部の輝かしい伝統の下、それに安住することなく、より強い結束を図り、切磋琢磨してさらなる発展を希求していかなければなりません。130 周年を機に、会員の皆様の力を結集して友松会のさらなる躍進にしたいと切望しています。
 130 周年記念の今年は、9月29日の横国Day に「豊かな教育を考える会」や1月26 日に「新春のつどい」を実施します。ぜひ、こぞっておいで下さい。お待ちしております。

本 部 活 動
 本部活動として次の常任理事会、各部の事業等を中心とした活動を展開しています。
(1) 総務部
 友松会百十余年の灯を継続、発展させるためにも会員相互の意識の昂揚と結束が求められています。
1.諸会議の企画運営と効率化
2.母校との連携と情報入手
3.各部会相互の連絡調整 新春のつどい等、親睦の会の企画運営
4.活動の基本になる会則、規則、細則等の見直し、など会の円滑な運営に心がけ、活性化を計っています。
(2) 経理部
 主たる分担業務は、本部の経理事務、年度予算・決算を担当しています。
そのため事務局と常時連携を計り、会の運営の円滑化に務めています。
部会で課題の検討を図るほか、会費の納入状況の確認ならびに支出状況の把握等、会計整理の活動を行っています。
特に、年度予算案の立案と決算に関する活動は、会の活性化や発展を図る意味でも重要な会務と考えています。
(3) 弘報部
○会誌「友松」の発行
 主な業務として、友松会会誌「友松」の編集・発行・発送を行っています。
友松会会誌「友松」はB5版で、毎年6月に発行を予定しています。
○会誌の主な内容
大学教授の寄稿、会員の教育論考、人生についての考え方等を軸に構成しています。
また、「豊かな教育を語る会」(研究・研修)報告、「松沢賞受賞者」論文、 同期会報告、支部だより等の会員相互の情報、 総会、新春のつどいの報告、各年度の会務会計報告、会員の消息、組織名簿等を掲載し、豊かな会誌にするよう努力しています。
・HPの内容充実と更新
行事日程、諸会議の概要報告、友松だより等を掲載し、会の概要を掲載しています。
(4) 研修部
 研修部は次の2点を事業として活動しています。
1.松沢賞受賞者の選考
研究奨励基金は、本会の元顧問・ 相澤義雄氏 (大正13年卒)が、叔父の松澤高次郎氏(明治13年卒)の意志を顕彰するために寄付された基金、 吉田太郎氏、水戸部正男氏、大浦美代子氏の寄付金を充てています。
昭和40年より実施。対象は会員の個人、または会員を中心とした団体としています。
受賞者には、賞状と記念品を贈呈しています。
2.豊かな教育を語る会の企画と運営
松沢賞の受賞者を囲んで、教育の課題や諸問題について語り合う会を、平成6年から毎年、秋に実施し、神奈川の教育の充実進展に寄与しています。
(5) 組織部
県下45支部の現職 (校内)会員と、退職(校外)会員が支部長を中心に支部役員会を構成し、 支部の活動を展開していますが、組織はその活動を支援し組織強化につなげています。
会員名簿を作成し、会員個々の情報を本部に集約し、コンピュータに入力データー化しています。
それにより、全会員と本部との連繋を図っています。
支 部 活 動
県下(東京を含む)45支部の組織による、会員相互の情報交流や親睦を図ることを中心にした支部活動を行っています。
活動の様子は「支部レポート」参照)
同 期 会 活 動
卒業時に同期会を組織、世話役を中心とした情報交流や親睦を図る活動です。
◎未組織の「期」は1日も早い組織化が期待されています。

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YNUプラウド文庫は、社会への貢献が大きいと思われる 先達の業績を長く後世に伝え、学生の模範となることを目的に附属図書館内に創設しました。愛蔵書、レリーフ、功績等を、図書館内で公開。

酒  井     恒 氏
平成25年度友松会推薦
濱  田  隆  志 氏
平成26年度友松会推薦
小  川  信  夫 氏
平成27年度友松会推薦
小  島  寅  雄 氏
平成28年度友松会推薦  

友松会のあゆみ
 明治21年1月、先人各位の絶えざるご精進・ご尽力により、高い理想の灯は「神奈川県友松会」として発足しました。 会名の由来は校庭の松樹を 友とし刻苦勉励する願いからでありました。本県は、全国の先頭を切って、明治9年に師範学校を創立、わが国の教育史に輝かしい足跡を残しています。
 明治以来のいわゆる近代日本において、友松会は、神奈川県教育界の一大支柱として地域社会に貢献し、 さらに日本の教育界をリードして百十余年が経ちました。以来、本会は、幾度か時代の荒波に揉まれ、苦難の道を辿りながらも成長・発展を続け今日に至っています。現在会員数2万数千名、全国に存在し、そのうち県下に約5千3百名が活躍しています。
 教育制度の変遷により、校名も神奈川県師範学校、神奈川県女子師範学校、神奈川師範学校、横浜国立大学学芸学部、 同教育学部、同教育人間科学部と改称されてきました。その間も友松会活動は営々と続けられ、その時々の教育課題を真剣に追求し、 会員相互の意見交換の場として意志の疎通を計り、また親睦の場として寄与してきました。
 同窓という強い友情の絆で結ばれ、これからも一層の研鑽を積み、同窓会活動を活発にしていきたいと思います。
友松会・母校沿革概要
1874年(明治7年) 県内の 4 中学区(横浜、日野、羽鳥、浦賀)に小学校教員養成所を設置
1875年(明治8年) 各養成所を第1号~第4号師範学校と改称
1876年(明治9年) 第1-4号師範学校を合併し、神奈川県横浜師範学校と改称
後に6月28日を本校「開校記念日」と定める
1879年(明治12年) 横浜市老松町に移転して神奈川県師範学校と改称
1887年(明治20年) 神奈川県尋常師範学校と改称
1888年(明治21年) 「友松会」(神奈川県友松会)創立
1890年(明治23年) 「友松」発刊1号発行
1892年(明治25年) 1890年の出火により鎌倉(雪ノ下)新校舎に移転
1889年(明治31年) 神奈川県師範学校と改称
1907年(明治40年) 神奈川県女子師範学校設置(岡野町)
1923年(大正12年) 関東大震災 両校共校舎倒壊
1925年(大正14年) 神奈川師範学校本校竣工 
1926年(大正15年) 神奈川県師範学校創立50周年
1927年(昭和2年) 女子師範学校の校舎竣工
1928年(昭和3年) 師範学校創立50周年式典
1932年(昭和7年) 友松会館落成
1936年(昭和11年 神奈川県師範学校創立60周年
「友松」創立60周年記念誌発刊
1943年(昭和18年) 両師範学校を統合し神奈川師範学校男子部・女子部となる
1945年(昭和20年) 横浜大空襲 女子部校舎一部消失
1949年(昭和24年) 横浜国立大学設置(「開学記念日」 6 月1 日)
学芸学部・経済学部・工学部の3 学部で構成
1951年(昭和26年) 神奈川師範学校を廃止
1965年(昭和40年) 学芸学部鎌倉校舎焼失、横浜市清水ヶ丘に移転
1966年(昭和41年) 学芸学部を教育学部に名称変更
1974年(昭和 49年) 教育学部常盤台に移転
1988年(昭和63年) 友松会創立100周年
「友松」78号 創立100周年記念号発行
1997年(平成 9 年) 教育学部を教育人間科学部に改組、 4 課程となる
1998年(平成10年) 友松会創立110周年
「友松」 88号 創立ll O周年記念号発行
2008年(平成20年) 友松会創立120周年
「友松」 98号 創立120周年記念号発行
2009年(平成21年) 横浜国立大学 創立60周年
2010年(平成 22年) 「友松」100号 記念号発行
2017年(平成29年) 教育人間科学部を教育学部に改称
教職大学院設置
2018年(平成30年) 友松会創立130周年
「友松」108号 創立130周年記念号発行

明治21年、同窓会の発足に当たり,会則の第3条に次のような記載がある。「本会会員ハ皆曽テ縣校ニアリ 朝夕松樹ヲ友トシ,同窓ニ苦学セルヲ記センガ為,神奈川縣友松会ト名ヅク」
松-会名の由来の絵図