友松会について

新しい時代にふさわしい活動を! 「友松」109号巻頭言
髙橋会長
                           友松会会長 髙橋 和男
 昨年(2018)6月、大磯プリンスホテルに於いて友松会創立130周年記念総会が中ブロックの皆様の熱意と、会員の皆様のご理解とご協力により320名を超える多くの参加者のもと、成功裡に終えることができました。この紙面を借り、心より御礼申し上げます。
 今年(2019)は5月1日に平成から令和へと元号が変わり、新たな時代が始まりました。 友松会も2期6年間勤められた芦川弘会長がご勇退され私こと髙橋が第13代友松会会長として指名を受けました。力不足ではありますが、新役員と力を合わせ、会員の皆様の思いや願いを受け止め、友松会、並びに母校横浜国立大学の発展のために努力をしていく所存です。何卒宜しくお願い申し上げます。
  鎌倉時代の鴨長明は方丈記の冒頭で、人の世のあり様を「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。」と表しました。友松会は明治22年に結成して以来、 131年の歳月を刻んで流れ続けています。しかし、その流れは常に同じではなく、その時代ごとに構成する水が異なることにより、小さな流れ、力強い流れ、弱々しい流れ、清らかな流れ等、様々な流れをつくってきました。特に芦川会長の下、この2期6年間には教育人間科学部から教育学部への学部再改編、同窓会連合の発展的解消と校友会の誕生、学生会員の参加と保護者会の解散等、その流れの激動期でありました。少子高齢化、高度情報化、グローバル化など、社会は著しい変容を見せ、教育を取り巻く環境は一層厳しくなってきています。大学や同窓会組織を取り巻く状況も国の補助金減額、大学や学部の再編、会員や会費の減少等、極めて厳しい状況にあると言わざるを得ません。しかし、こうした厳しい状況下であればこそ、暗い気持ちで活動するのではなく、会員相互、並びに大学との連携を一層深め、母校の発展、学部の存続のために会員が力を合わせ、明るく前向きに不断の努力を重ねていくことが大切です。
  これから3年間の友松会の目標は、支部総会の全支部実施、会費納入率の向上と諸事業の活性化、若手会員の諸事業への参加率向上です。 支部総会は、支部会員の交流、親睦を図るのみならず、支部の会務・会計報告の承認を得るために必要不可欠なものです。たとえ少人数でもよいので、総会が開催できていない支部は、まず総会を開くことから始めていただきたいと存じます。
  会費納入率向上には正確な会員名簿の作成が必要です。特に現役を退かれた会員の退職後の所属を確認することが大切で、退職予定の会員の皆様には、退職後の所属を支部長に伝えていただきたいと存じます。また、学生会員の卒業時には、教員になる、ならないに関わらず、卒業後の所属を事務局に連絡することを忘れないでいただきたいと存じます。 学生会員を含め若手会員の事業への参加率向上は、まさに友松会の活性化に繋がり、将来の基盤強化にとって極めて重要、かつ有効な方策です。ぜひ、各支部では若手会員の関心と各事業への参加率を向上させ、友松会の将来に明るい見通しがもてるようご尽力いただきたいと存じます。
 これらはどれも一朝一夕では達成できない課題ですが、各支部、各会員が一丸となって努力していく姿勢こそが、友松会の成長と発展に繋がると確信しています。
  6月29日(土)に小田原お堀端コンベンションホールで行われる総会は、西湘ブロックの皆様が力を合わせ、準備、運営に力を注いでおられます。西湘ブロックには曽我や湯河原等、著名な梅林があります。梅は花を愛でてよし、香りを親しんでよし、その実を熟成させ、食べてよし、飲んでよし。まさに万葉集から選ばれた「令和」のスタートにふさわしい地域での総会です。会員の皆様の気持ちを一つにして熟成させ、本年度の総会が友松会の新たな流れを創り上げていく契機にできますよう期待しております。
『 新しい時代にふさわしい豊かな活動を!』

本 部 活 動
 本部活動として次の常任理事会、各部の事業等を中心とした活動を展開しています。
(1) 総務部
 友松会百十余年の灯を継続、発展させるためにも会員相互の意識の昂揚と結束が求められています。
1.諸会議の企画運営と効率化
2.母校との連携と情報入手
3.各部会相互の連絡調整 新春のつどい等、親睦の会の企画運営
4.活動の基本になる会則、規則、細則等の見直し、など会の円滑な運営に心がけ、活性化を計っています。
(2) 経理部
 主たる分担業務は、本部の経理事務、年度予算・決算を担当しています。
そのため事務局と常時連携を計り、会の運営の円滑化に務めています。
部会で課題の検討を図るほか、会費の納入状況の確認ならびに支出状況の把握等、会計整理の活動を行っています。
特に、年度予算案の立案と決算に関する活動は、会の活性化や発展を図る意味でも重要な会務と考えています。
(3) 弘報部
○会誌「友松」の発行
 主な業務として、友松会会誌「友松」の編集・発行・発送を行っています。
友松会会誌「友松」はB5版で、毎年6月に発行を予定しています。
○会誌の主な内容
大学教授の寄稿、会員の教育論考、人生についての考え方等を軸に構成しています。
また、「豊かな教育を語る会」(研究・研修)報告、「松沢賞受賞者」論文、 同期会報告、支部だより等の会員相互の情報、 総会、新春のつどいの報告、各年度の会務会計報告、会員の消息、組織名簿等を掲載し、豊かな会誌にするよう努力しています。
・HPの内容充実と更新
行事日程、諸会議の概要報告、友松だより等を掲載し、会の概要を掲載しています。
(4) 研修部
 研修部は次の2点を事業として活動しています。
1.松沢賞受賞者の選考
研究奨励基金は、本会の元顧問・ 相澤義雄氏 (大正13年卒)が、叔父の松澤高次郎氏(明治13年卒)の意志を顕彰するために寄付された基金、 吉田太郎氏、水戸部正男氏、大浦美代子氏の寄付金を充てています。
昭和40年より実施。対象は会員の個人、または会員を中心とした団体としています。
受賞者には、賞状と記念品を贈呈しています。
2.豊かな教育を語る会の企画と運営
松沢賞の受賞者を囲んで、教育の課題や諸問題について語り合う会を、平成6年から毎年、秋に実施し、神奈川の教育の充実進展に寄与しています。
(5) 組織部
県下45支部の現職 (校内)会員と、退職(校外)会員が支部長を中心に支部役員会を構成し、 支部の活動を展開していますが、組織はその活動を支援し組織強化につなげています。
会員名簿を作成し、会員個々の情報を本部に集約し、コンピュータに入力データー化しています。
それにより、全会員と本部との連繋を図っています。
支 部 活 動
県下(東京を含む)45支部の組織による、会員相互の情報交流や親睦を図ることを中心にした支部活動を行っています。
活動の様子は「支部レポート」参照)
同 期 会 活 動
卒業時に同期会を組織、世話役を中心とした情報交流や親睦を図る活動です。
◎未組織の「期」は1日も早い組織化が期待されています。

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YNUプラウド文庫は、社会への貢献が大きいと思われる 先達の業績を長く後世に伝え、学生の模範となることを目的に附属図書館内に創設しました。愛蔵書、レリーフ、功績等を、図書館内で公開。

酒  井     恒 氏
平成25年度友松会推薦
濱  田  隆  志 氏
平成26年度友松会推薦
小  川  信  夫 氏
平成27年度友松会推薦
小  島  寅  雄 氏
平成28年度友松会推薦  

友松会のあゆみ
 明治21年1月、先人各位の絶えざるご精進・ご尽力により、高い理想の灯は「神奈川県友松会」として発足しました。 会名の由来は校庭の松樹を 友とし刻苦勉励する願いからでありました。本県は、全国の先頭を切って、明治9年に師範学校を創立、わが国の教育史に輝かしい足跡を残しています。
 明治以来のいわゆる近代日本において、友松会は、神奈川県教育界の一大支柱として地域社会に貢献し、 さらに日本の教育界をリードして百十余年が経ちました。以来、本会は、幾度か時代の荒波に揉まれ、苦難の道を辿りながらも成長・発展を続け今日に至っています。現在会員数2万数千名、全国に存在し、そのうち県下に約5千3百名が活躍しています。
 教育制度の変遷により、校名も神奈川県師範学校、神奈川県女子師範学校、神奈川師範学校、横浜国立大学学芸学部、 同教育学部、同教育人間科学部と改称されてきました。その間も友松会活動は営々と続けられ、その時々の教育課題を真剣に追求し、 会員相互の意見交換の場として意志の疎通を計り、また親睦の場として寄与してきました。
 同窓という強い友情の絆で結ばれ、これからも一層の研鑽を積み、同窓会活動を活発にしていきたいと思います。
友松会・母校沿革概要
1874年(明治7年) 県内の 4 中学区(横浜、日野、羽鳥、浦賀)に小学校教員養成所を設置
1875年(明治8年) 各養成所を第1号~第4号師範学校と改称
1876年(明治9年) 第1-4号師範学校を合併し、神奈川県横浜師範学校と改称
後に6月28日を本校「開校記念日」と定める
1879年(明治12年) 横浜市老松町に移転して神奈川県師範学校と改称
1887年(明治20年) 神奈川県尋常師範学校と改称
1888年(明治21年) 「友松会」(神奈川県友松会)創立
1890年(明治23年) 「友松」発刊1号発行
1892年(明治25年) 1890年の出火により鎌倉(雪ノ下)新校舎に移転
1889年(明治31年) 神奈川県師範学校と改称
1907年(明治40年) 神奈川県女子師範学校設置(岡野町)
1923年(大正12年) 関東大震災 両校共校舎倒壊
1925年(大正14年) 神奈川師範学校本校竣工 
1926年(大正15年) 神奈川県師範学校創立50周年
1927年(昭和2年) 女子師範学校の校舎竣工
1928年(昭和3年) 師範学校創立50周年式典
1932年(昭和7年) 友松会館落成
1936年(昭和11年 神奈川県師範学校創立60周年
「友松」創立60周年記念誌発刊
1943年(昭和18年) 両師範学校を統合し神奈川師範学校男子部・女子部となる
1945年(昭和20年) 横浜大空襲 女子部校舎一部消失
1949年(昭和24年) 横浜国立大学設置(「開学記念日」 6 月1 日)
学芸学部・経済学部・工学部の3 学部で構成
1951年(昭和26年) 神奈川師範学校を廃止
1965年(昭和40年) 学芸学部鎌倉校舎焼失、横浜市清水ヶ丘に移転
1966年(昭和41年) 学芸学部を教育学部に名称変更
1974年(昭和 49年) 教育学部常盤台に移転
1988年(昭和63年) 友松会創立100周年
「友松」78号 創立100周年記念号発行
1997年(平成 9 年) 教育学部を教育人間科学部に改組、 4 課程となる
1998年(平成10年) 友松会創立110周年
「友松」 88号 創立ll O周年記念号発行
2008年(平成20年) 友松会創立120周年
「友松」 98号 創立120周年記念号発行
2009年(平成21年) 横浜国立大学 創立60周年
2010年(平成 22年) 「友松」100号 記念号発行
2017年(平成29年) 教育人間科学部を教育学部に改称
教職大学院設置
2018年(平成30年) 友松会創立130周年
「友松」108号 創立130周年記念号発行

明治21年、同窓会の発足に当たり,会則の第3条に次のような記載がある。「本会会員ハ皆曽テ縣校ニアリ 朝夕松樹ヲ友トシ,同窓ニ苦学セルヲ記センガ為,神奈川縣友松会ト名ヅク」
松-会名の由来の絵図